“踊り”は古代からある民族の創造物の一つです。

人々は踊りを用いて、人生に対する自分の考えや感情、

特徴や雰囲気などを伝えてきました。  

 

すべての踊りの歴史は、それぞれの民族の生活様式、

慣習、文化、伝統や暮らしぶり、地理的な所在と関わりがあります。

 

また、踊りの文化は、音楽の文化に深く関わっており、

音楽や歌に乗せて情動的な表現力の、またとない独特な特色をもっています。  

 

キャラクターダンスはバレエ芸術において

主要な専門実技の内の一つであり、

生徒達の演技力の幅を広げ、

豊かにするためにも必要な科目です。  

 

キャラクターダンスは、動きの調和(ハーモニー)をより完全なものにし、

クラシックダンスのレッスンでは使うことの少ない身体の動かし方により、

筋肉の強化を助け、発達させます。  

 

 

レッスンでは、「キャラクターダンス(直訳:民族舞台舞踊)」と

「民族舞踊」の2つの分野からから成り立っています。

 

「キャラクターダンス」は、独自の芸術性と動きの調和のシステムをもって、

クラシックバレエの一部として、重要かつ不可欠な分野となっています。

 

民族舞踊を基に、ⅩⅨ-ⅩⅩ世紀の偉大な振付家達や踊り手達によって

クラシックバレエの規則に従い、より高度なものに改革されました。

 

ソビエトの振付家達の現代的なイメージを産みだすための新しく、

表現豊かなエッセンスとして、その業績と共に開花し、豊かになっていきました。

 

「民族舞踊」では、それぞれの国で生まれた

フォークロールの中から1つか2つずつ学びます。

 

例えば、タジキスタンの踊りでは、その特徴から中央アジアの民族舞踊の

動きの調和を知ることができ、アルメニアやグルジアの踊りでは、

舞踊の文化についての知識やカフカーズの別の民族について知ることができます。  

 

キャラクターダンスのレッスンでは、

テクニックだけを出来るようにするのではなく、心や気持ちを入れて、

それぞれのスタイルや特徴をもって踊る事がとても重要です。  

 

それぞれの踊りが出来た民族文化・生活様式・歴史なども

知っていなければいけません。

音楽の知識、衣装の着方・扱い方なども

民族舞踊の文化を習得する上で必要になります。  

 

バーレッスンでは、センターで行う舞踊作品の

基本の"Pas"(パ:足の動き)を学び、難しいエチュード等を経て、

徐々に舞台作品を踊れるようになるようにします。

 

初めのレッスンでは、上体や頭、

手・足のポジションを必ず正確にできるように学びます。  

 

センターレッスンでは、初めにバーで行った動きを繰り返し、

その後、短いコンビネーションからエチュードに入ります。

踊りは歩き方から学び、小さいエチュードで踊りの特徴とスタイルを習得します。  

 

また、簡単な短い踊り(作品)を習うと同時に、

動きの"Coordination"(動きを同調・調和させること)が上手くできるよう練習します。

 

 

【主なバレエ作品の中のキャラクターダンス】

「白鳥の湖」:スペインの踊り、ハンガリーの踊り、ロシアの踊り、ナポリの踊り、ポーランドの踊り

 

「くるみ割り人形」: スペインの踊り、中国の踊り、アラビアの踊り、ロシアの踊り、フランスの踊り

 

「ドン・キホーテ」: スペインの踊り、ジプシーの踊り

 

「石の花」: ロシアの踊り、ジプシーの踊り

 

「ロミオとジュリエット」: イタリアの踊り

 

「シェヘラザード」、「スパルタクス」: オリエンタル(東洋)の踊り

 

「ライモンダ」: ハンガリーの踊り、ポーランドの踊り、オリエンタルの踊り、スペインの踊り

 

「明るい小川」、「火の鳥」、「ペトルーシカ」: ロシアの踊り

 

「コッペリア」: ポーランドの踊り、ハンガリーの踊り

 

「バフチサライの泉」: ポーランドの踊り、オリエンタルの踊り

 

「せむしの子馬」、「ガイーヌ」: ロシアの踊り、オリエンタルの踊り