【バーレッスン】

 

 バーレッスンは、身体に基本的な形を教え込みます。

足のポジション、手のポジション、上体の保ち方と軸の取り方の知識、

コンビネーションを行う際の頭の付け方や

体全体の筋肉の使い方の知識を習得し、

また、踊る時の演技力、正確さ、力強さ、音感等、

すべての基本を身につけなければなりません。

 

 

バーレッスンは、テクニックの熟練と自動的に

筋肉を動かせるようにする為の鍛錬を踊り手に与えてくれます。 

はじめに足の動きを行い、その後、上体や頭の動きをつけ、

そして最後に手の動きを入れて行います。

 

バーレッスンの基本の"Pas"抜きでは、センターで正確に踊る事は出来ません。  

また、バーレッスンで慣れてきたら、それをセンターでも行い、

その動きの調和の中に簡単な手の動きを加えていきます。

 

これは、"battement tendu"(バットマン・タンジュ),

"battement tendu jete"(バットマン・タンジュ・ジェッテ),

様々な足の動き、"Zapateado"(サパテアード), ストレッチ等でする事が出来ます。

 

コンビネーションは8~16拍で構成します。

 

 

【センターレッスン ― エチュード】  

 

はじめに・・・  

それぞれの民族は、それぞれのリズムや考え方・特徴をもっています。

世代から世代へ、舞踊芸術の伝統は形を整えながら受け継がれてきました。

 

各民族は歴史上、独自の伝統舞踊、独自のリズム言語を基に、

そのリズムや音楽に合わせて、自分達の感情や考えを踊りに表現してきました。  

踊りのはじめのリズムの取り方は、足を踏みならしたり、手を叩いたり、

指をならしたり、または太鼓の音等、民族によって違います。

 

多くの民族は、バラライカ、アコーディオン、笛、太鼓、

カスタネット等、楽器の演奏交えて踊ります。

また、ハンカチやスカーフ、帽子、花、棒、コップやナイフ等、

日常使うアクセサリーを用いて踊る事もあります。

 

 踊りの特徴とスタイルは衣装にも表れています。

長いドレスは足を隠し、背丈を長く見せますが、

鋭い動きや大きく広く動くことは出来ません。

 

固いロングブーツはいくつかの民族衣装に見られますが、

踵を踏みならしたり、手で打ったりしてリズムを取るために使っています。  

 

キャラクターダンスが民族舞踊と違うのは、民族舞踊を基に、

独自の基本的な動きを取り入れた、舞台で踊るための踊りだという事です。

ですから、バレエ作品の中でキャラクターダンスはよく、それぞれ独自の、

唯一無二の精彩と特色をもって、より高度なものへ作品の幅を広げています。

 

センターでのエチュードは、それぞれのエチュードに、

それぞれのキャラクターダンスの特徴的な動きが出てきます

(ロシア、ハンガリー、スペイン、ポーランド等々)。  

 

それぞれの国の踊りでは、

まだバレエでは習得していない民族舞踊の特徴的要素、

― キャラクターダンスのもつ分かりやすい民族的表現と民族舞踊からの起源、

― その他全ての様々なキャラクターダンスを知ることができます。