バレエのレッスンは基本的に、

“バーレッスン” を行った後、“センターレッスン”へと移ります。

 

バーレッスンでは、バーに手を添えながら、

身体の軸がどちらの足の上にあるかを確認して、ブレない軸をしっかり作り、

いつ手を離してもバランスが取れるように、バレエの基本の動きや

コンビネーション(それらを組合せた動き)を練習します。

以前の記事 ⇒ ◆バレエ用語集 ― バー・レッスン 参照。

 

ballet jump

センターレッスンとは、バーを離れ、フロアに出て練習をすることです。

ポール・ド・ブラ(腕の動き)やアダージオ、バットマン・タンジュ、

バットマン・(タンジュ・)ジェッテ、バットマン・フォンデュ、グラン・バットマン等

バーレッスンでの動きを復習しながら、ピルエットやトゥール(回転)、

アレグロ(速いテンポ)での小さいジャンプ、中くらいのジャンプ、

グラン・ワルツでの大きいジャンプ等の練習をしていきます。

 

そして、アンシェヌマン(パを組み合わせた動き)を組む際に

必要不可欠なのが、“つなぎのパ” です。

なめらかな身体の動きと共に、メインのジャンプや回転を上手く行えるよう、

その前後に組み合わされる “つなぎのパ” に注目してみて下さい☆

 

跳ぶパの種類

バレエ用語

読み方(日本語)

フランス語の意味

Allegro アレグロ 音楽用語「急速なテンポ」の意。バレエ用語としては跳ぶパを多用した一連の動きのことをいう。
Pas saute パ・ソテ パは「足の動き」、ソテは「跳ぶ」の意。
Changement de pied シャンジュマン・ドゥ・ピエ シャンジュマンは「変更」、ピエは「足」の意。
Pas echappe エシャッペ エシャッペは「逃げる」、「編み目がとける」の意。
Pas assemble アッサンブレ アッサンブレは「集める」の意。片足で踏み切って両足で下りるパ。
Pas jete
– ferme
– ferme fondu
– emboite
– passe
– renverse
– entrelace
– en tournant
パ・ジェッテ
– フェルメ
– フェルメ・フォンデュ
– アンボワテ
– パッセ
ランベルセ
– アントルラセ
– アン・トゥールナン
「投げる」、「投げ捨てる」の意。
– 「閉じる」の意。
– 「柔らかく閉じる」の意。
– 「箱詰めにする」の意。
– 「通過する」の意。
「あおむけに」の意。
– 「交錯する」の意。
– 「まわりながら」の意。
Pas de chat パ・ドゥ・シャ シャは「猫」の意。猫のステップ。
Pas de basque パ・ドゥ・バスク 「バスク地方のステップ」の意。
Saut de basque ソ・ドゥ・バスク 「バスク地方の跳躍」の意。
Sissonne

– simple
– ouvert
– fermee
– fondu
– tombe
– renverse
– soubresaut
シソンヌ

– サンプル
– ウーベルト
– フェルメ
– フォンデュ
– トンべ
ランベルセ
スーブルソー
シソンヌは1565年フランス宮廷で催されたダンスの名前、舞踊語。
– 「単純な」の意。
– 「開いた」の意。
– 「閉じた」の意。
– 「溶ける」の意。
– 「落ちる」の意。
「あおむけに」の意。
「はね上がる」、「馬や羊の跳躍」の意。
Pas Ballonne バロネ バロネは「ボールのように膨らんだ」の意。
Pas ballotte バロテ バロテは「前後にゆれる」の意。
Pas emboite アンボワテ アンボワテは「箱詰めにする」の意。
Fouette フェッテ フェッテは「鞭打つ」の意。
Gargouillade ガルグイヤード ガルグイエは「ボチャボチャと水の中を歩く」という意味のフランス語の話し言葉。
Pas ciseaux パ・シゾー シゾーは「ハサミ」の意。

 

 

つなぎのパの種類

“つなぎのパ” になりうる動きを書き出しましたが、

以下のパは、一つの動きとして一つずつでも行われる動きです。

まずは組合せを少なく、1~2つずつをしっかりと練習して、

その後、組合せを増やしてグラン・ワルツ等に用いていきます。

バレエ用語

読み方(日本語)

フランス語の意味

Pas balance パ・バランセ バランセは「左右にゆれる」の意。3拍子で、ワルツには欠かせないパ。
Pas glissade パ・グリッサード グリッサードは「滑る」の意。
Pas chasse パ・シャッセ シャッセは「狩りをする」、「追いかける」の意。
Pas Coupe パ・クペ クペは「切られた」の意。
Tombe トンべ トンべは「落ちる」の意。
Pique ピケ ピケは「刺す」の意。
Temps leve タン・レベ タンは「時」、音楽用語としては「拍子」の意。ルベは「上げた」の意。
Degage デガジェ デガジェは「…から解放する」の意。
En tournant アン・トゥールナン アン・トゥールナンは「まわりながら」の意。
Detourne デトゥールネ デトゥールネは「(網の)よりをほぐす」の意。
Pas failli パ・ファイイ ファイイは「危うく…しそうになる」、「そむく」の意。
Flic-flac フリック・フラック 擬声語で、鞭などで続けて叩く音「ヒューヒュー」などを表す言葉。
Pas de bourree パ・ド・ブレ ブーレはオーベルニュ地方の舞踊の一種で、「詰め物をする」の意。
Dessus, Dessous ドゥシュー、ドゥスー ドゥシューは「上に」、ドゥスーは「下に」の意。
Pas couru パ・クリュー クーリュは「走る」の意。
Pas de bourree suivi パ・ド・ブレ・シュイビ シュイビは「追う」の意。
Pas glisse パ・グリッセ グリッセは「滑る」の意。

 

 

職・役柄などに関する用語

◇エトワール Etoile(仏)
フランス語の「星」の意味で、パリ・オペラ座バレエ団の“スター”ダンサーを指す俗称であったが、現在は広くプリマ、プリンシパルを指す言葉としても使われる。

◇バレリーナ Balerina
本来イタリア語であるが、世界共通語となた女性バレエ・ダンサー全般を指す言葉。語尾ーnaは女性名詞語尾であるので、男性ダンサーを指す場合に使用するのは誤り。

◇プリマ/プリマドンナ Prima/Prima donna
イタリア語の、特にオペラ、演劇の女性主役を指す言葉であったが、バレエでも女性主役舞踊手を指す言葉として世界的に定着した。

◇プリンシパル Principal
本来英語圏のバレエ団で主役クラスのダンサーを指す言葉であったが、現在は世界的にその意味で使われるようになっている。語源は英語の「主要な・重要な」の意味から。

◇ダンス-ル・ノーブル Danseur Noble
フランスで男性主役ダンサーを指す言葉であるが、「王子役」の、もしくは「王子役にふさわしい」ダンサーのニュアンスでも用いられる。

◇タイトル・ロール Title Role
作品のタイトルとなっている登場人物の役、の意味。バレエでは「ドン・キホーテ」のドン・キホーテ、「ジゼル」のジゼル、「リゼット」のリゼット、「パキータ」のパキータなど。

◇カヴァリエ Cavalier
本来は貴婦人に付き従う騎乗の従者を意味するが、クラシック・バレエでは身分の高い役を演じる女性ソリストの補佐的男性パートナー役を指す場合が多い。

◇トレアドール Toreador(ス)
スペインにおける闘牛士達の騎乗パレードに発する言葉だが、バレエ「ドン・キホーテ」の中では単に闘牛士の総称として用いられている。

◇キャラクテール/キャラクター・プリンシパル Caractere(仏)/Character Principal(英)
クラシック・バレエで踊りよりも演技中心に行う出演者で、王様・王妃・女官・侍従など多種多様な役がある。中でも「ドン・キホーテ」のドン・キホーテなどタイトル・ロールや。「くるみ割り人形」のドロッセルマイヤー、「コッペリア」のコッペリウス、「ドン・キホーテ」のサンチョ・パンサなどを演じるキャラクテールは、特に優れた演技者でなければならず、英語圏のバレエ団では“プリンシパル”の称号で呼ぶ場合もある。

◇ソリスト Soloist
ソロの踊り、もしくはパ・ド・ドゥ、各種ヴァリエーションを踊るダンサーで、その意味では主役も含まれるが、ほとんどの場合、バレエ団では主役クラスに次ぐ地位のダンサーとされる。欧米のバレエ団の中には、ソリストでもファースト・ソリスト、セカンド・ソリストといった序列を設けている所もある。

◇コリフェ Coryphee
本来は「群れのリーダー」といった意味の言葉であるが、コール・ド・バレエの中で中心的な役割を占めるダンサーを指し、半ばソリスト的に踊る場合もある。

◇コロス Khoros
本来古代ギリシャ演劇における劇の進行を司った合唱隊<コーラス>を意味するが、バレエではコール・ド・バレエの意味で用いられる場合が多い。

◇コール・ド・バレエ/コール・ド Corps de Ballet
ソリストに対し、いわゆる「群舞」を踊るダンサーの総称。我が国では“コール・ド”と短縮して使われる場合が多い。

◇アンダースタンド Understand(英)
英語のUnderstnad(理解する・了解する)に発する用語で、特にコール・ド・バレエが不慮のケガなどで出演できなくなる場合に備え、いくつかの踊りを覚えておく代役のダンサーを指す。

◇コレオグラフ/コレオグラファー Choreography/Choreographer
それぞれ「振付(法)」、「振付家」の意味。

◇バレエ・マスター Ballet Matster
直訳すると「バレエの男性主任」といった意味であるが、芸術監督や振付家を指したり、バレエ・ミストレスに対し、男性の補佐役を指す場合にも使われるなど幅広く用いられる。

◇バレエ・ミストレス Ballet Mistress
直訳すると「バレエ女教師」の意味であるが、芸術監督や振付家を補佐する、作品を熟知した女性助手を指す場合が多い。

◇レペトワール Repetoire
フランス語のRepet(繰り返す・復習する)から派生し、特に公演前などに振りの復習をダンサー達に施す教師を指すのに使われる。