バレエ 「ロミオとジュリエット」

ロメオとジュリエットは、旧ソ連の作曲家、

セルゲイ・プロコフィエフが作曲したバレエ音楽である。

イギリスの劇作家シェイクスピアによる悲劇『ロミオとジュリエット』に基づく。

 

演出家でありシェイクスピア学者でもあるラドロフ、

ギリシャ劇の権威である劇作家のピオトロフスキー、

振付師ラブロフスキーらの協力を得て台本を作成し、

1935年に52曲からなる全曲を完成させたが、そのときの筋立ては、

終幕でロメオが1分早く駆けつけジュリエットが

生きていることに気付きハッピーエンド、という内容になっていた。

 

ハッピーエンドにした理由は、バレエの振付のため、

生きている人は踊ることができるが死者は踊れない

という理由であったことをプロコフィエフは自伝の中で述べている。

 

その後、振付家たちと相談し、

悲劇的な結末を踊りで表現できることがわかり、

原作どおりの結末にして終曲を書き改めた。

 

 

第1幕

 

第1場:

市場明け方、モンターギュの息子、ロミオが

美しいロザラインに愛の告白をしている。

 

日が昇ると、市場は街の人々でいっぱいになり、

そこには、不倶戴天の敵ともいうべき

キャピュレット家とモンターギュ家の者たちもいる。

怒りがぶつかり合い、争いが始まる。

 

ヴェローナ侯が現われ、両家に対し

これ以上不仲が続くようだったら両者に罪を与えると警告し、

場合によっては死刑にも処すると宣告する。

 

ロミオと友人のベンヴォーリオとマキューシオは、

キャピュレット家の親族の男、ティボルトとしぶしぶと和解を示す。

 

第2場:

キャピュレット家のジュリエットの次の間ジュリエットは、

母親のキャピュレット夫人からはじめての舞踏服を授かる。

 

そして翌日、フィアンセのパリス伯爵と

初めて会うことになっていることを聞かされる。

いよいよ彼女は、少女時代に別れを告げねばならない。

 

第3場:

キャピュレット家の外キャピュレット家の舞踏会に

つぎつぎと客人が訪れ、中にはロザラインの姿もある。

彼女を追って、仮面をつけたロミオと友人たちも舞踏会に現われる。

 

第4場:

舞踏会場ジュリエットは客人らとパリスに紹介される。

パリスと踊りながら、彼女とロミオは互いに見つめあい、

一目で恋に落ちる。

 

ロミオの素性を怪しむティボルトは対決しようとするが、

もてなしの慣習に従おうとするジュリエットの父親に止められる。

 

第5場:

ジュリエットのバルコニー寝室のバルコニーに出て

ジュリエットはロミオのことを夢想している。

そこへ彼が庭に現われ、ふたりは永遠の愛を誓い合う。

 

 第2幕

 

第1場:

市場広場はカーニバルで盛り上がっている。

夢心地のロミオは周囲のお祭り騒ぎにも興味がない。

ジュリエットの乳母が手紙を届けに来、そこにはジュリエットから

ロレンス神父の礼拝堂で会いたいと書いてある。

 

第2場:

礼拝堂ジュリエットがロレンス神父に助けを求めると、

仮死状態になれる眠り薬を与えられる。

神父はロミオがキャピュレット家の墓所でおちあえば、

ふたりでそこから一緒に逃れられると説明する。

 

第3場:

市場カーニバルの真っ最中に、ロミオは広場へ戻ってくる。

ティボルトが話しかけるが、ロミオは闘おうとはしない。

怒ったマキューシオがティボルトと決闘し、

彼の手でマキューシオは死をとげる。

 

呆然として取り乱したロミオは、ティボルトに襲いかかり殺してしまう。

 

第3幕

 

第1場:

寝室ジュリエットの寝室で恋人たちは夜明けに目覚め、

追放の身となったロミオはジュリエットのもとを、

ヴェローナを去らねばならない。

 

キャピュレット夫人がパリスを伴って入ってくるが、

ジュリエットはパリスを拒絶する。

 

第2場:

礼拝堂ジュリエットがロレンス神父に助けを求めると、

仮死状態になれる眠り薬を与えられる。

神父はロミオがキャピュレット家の墓所でジュリエットとおちあえば、

ふたりでそこから一緒に逃れられると説明する。

 

第3場:

寝室両親が戻ると、ジュリエットはパリスとの結婚を承諾する。

パリスが両親と立ち去ると、ジュリエットは眠り薬を飲み、

発見した家族と友人らはジュリエットが死んでしまったと思う。

 

第4場:

キャピュレット家の地下納骨堂ロレンス神父からの計画を

明かす知らせを受け取っていなかったロミオは、

ジュリエットが死んでしまったと思い込み、墓所へ駆けつける。

そこでいたみ悲しんでいるパリスを見つけ殺してしまう。

 

最期にジュリエットを抱きしめ、ロミオは短剣を心臓に突き刺す。

ジュリエットが目覚め、息絶えたロミオを見とめる。

深い悲しみに打ちひしがれ、ジュリエットも自ら命を絶つ。

 

 

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