ハーブの活用法 まとめ

ハーブで基剤を作る方法

ハーブをお湯や油に浸すなどして、その薬効成分を有効に取り出す方法があります。

浸剤、煎剤、チンキ剤、浸出油、ハーブビネガーなどです。

これらは昔から民間療法として利用されてきたものですから、

家庭で手軽に作れ、作用も穏やかなので安心して使えます。

目的に合わせて作り、化粧品や入浴、湿布などに取り入れて、

心身の健康のため、生活やペットのために活用してみましょう!

 


ハーブパウダー

ドライハーブを粉状にしたものがハーブパウダーです。お湯に溶いてゴマージュとして使ったり、クリームやパックの基剤として利用できます。

作り方は、ミルやミキサーを使ってドライハーブををパウダー状にするだけです。粉末にすることで、空気に触れる表面積が大きくなるため、酸化しやすくなります。使う度に作るのが理想ですが、保存をする時は2週間以内に使い切りましょう。

 


浸剤 ― ハーブティー

植物の柔らかい部分(花や葉、茎など)を熱湯に浸すと、植物に含まれる水溶性の有効成分が浸出します。この液体を「浸剤」といい、主にハーブティーとしてお茶で楽しむほか、スキンケア用のローション、湿布、入浴剤などに利用できます。

また、ハーブティーは、フレッシュハーブを使って入れることもできます。ドライハーブを使った時よりも有効成分の量は少なくなりますが、季節感と香りを充分楽しむことができます。フレッシュハーブは使う分だけ摘み、よく洗って水気を切ってから、すぐにお茶に使います。ハーブは細かくちぎるほどエキスが出やすくなります。指を傷つけやすいレモングラスなどは、ハサミで切りましょう。

 

★作り方

  • ドライハーブまたはフレッシュハーブ:5~10g
  • 熱湯(硬水は避ける):200ml、ティーポット、茶こし

① ティーポットにハーブを入れ、熱湯を注ぎ入れます。

② すぐにフタをして5~10分蒸らします。

③ 茶こしを使ってハーブをこしながら、浸剤(ハーブティー)を注ぎ出します。

※ハーブティーが飲みにくい場合は、ハチミツや三温糖を加えて甘みをつけてみましょう。

 


煎 剤

水にハーブを入れて加熱し、有効成分を煮出したものを「煎剤」といいます。特に木部や樹皮、根などの堅い部位は、浸剤よりも煎剤にした方が、成分をじっくりと抽出することができます。そのまま飲むこともでき、スキンケア用のローション、湿布、入浴剤などとしても利用できます。

 

★作り方

  • ドライハーブ:5~10g
  • 熱湯(硬水は避ける):200ml
  • 鍋(アルミは避ける)、茶こし又はザル

① 水を入れた鍋にハーブを入れてから火にかけ、中火で加熱して沸騰させます。

② 弱火にして、10~15分間、加熱します。

③ 茶こしを使ってハーブをこしながら、煎剤を注ぎ出します。

 


チンキ剤

ハーブを蒸留アルコール(ウォッカなど)に浸して、有効成分を浸出させたものを「チンキ剤」と言います。アルコールに溶ける成分が抽出されることが特徴で、例えば水には溶けない(浸剤や煎剤には浸出されない)けれど、アルコールには溶ける成分を抽出することができます。

また、浸剤や浸出油に比べて、抽出される有効成分の濃度が高くなります。アルコール類の中でもウォッカや焼酎を選んで作れば、ハーブ酒になります。他に、化粧水の素材や入浴剤などに利用できます。

 

★作り方

  • ドライハーブ30g
  • 蒸留アルコール(40度以上の無臭蒸留酒に限る。ウォッカやホワイトリカー等)350ml
  • 水(蒸留水または精製水)150ml
  • ガラス瓶(煮沸消毒し、必ず中を完全に乾かしてから使う。フタは密閉できるもので、金属製のものは避ける)
  • ガーゼ、またはコーヒーフィルターか、茶こし

① 蒸留アルコールを水に混ぜ合わせます。

② ガラス瓶にハーブを入れ、①を注ぎ入れます。

③ ハーブが全部蒸留アルコールに浸っているのを確かめてから、フタを閉めます。ビンの中のハーブが空気に触れていると、カビが生える原因になるからです。

④ あとはそのまま2週間から1ヶ月ほど、ときどき振り混ぜながら冷暗所に置いておきます。

⑤ ガーゼなどでハーブをこし絞り、できあがったチンキ剤を別の容器に移します。

 


浸出油

ハーブを植物油に浸して、脂溶性成分を浸出させたものを「浸出油」といいます。料理にも使われるものですが、マッサージオイルとして使ったり、クリームの基剤として使うなど、色々な利用方法があります。

 

★作り方

  • ドライハーブ10~30g
  • 植物油200ml (くせのないシンプルなもの ― スイートアーモンドオイルやオリーブオイル、ひまし油がお勧め)
  • ガラス瓶(煮沸消毒し、必ず中を完全に乾かしてから使う。フタは密閉できるもので、金属製のものは避ける)
  • ガーゼ、またはコーヒーフィルターか、茶こし

① ガラス瓶にハーブを入れ、植物油を注ぎ入れます。

② ハーブが全部オイルに浸っているのを確かめてから、フタを閉めます。ビンの中のハーブが空気に触れていると、カビが生える原因になるからです。

③ あとはそのまま1週間から10日ほど、あたたかい場所に置いておきます。

④ ハーブの香りが植物油に移ってきたことを確認したら、一度中身をガーゼなどでこし絞ります。そして、もう一度ガラス瓶に新しいハーブをいっぱい入れ、その瓶にこした浸出油をハーブが全て浸かるまで注ぎ入れてから、フタを閉めます。

⑤ さらに1週間から10日ほど放置してから、ハーブをこせば出来上がりです。

 


ハーブビネガー

ハーブを酢に浸して、有効成分を浸出させたものを「ハーブビネガー」といいます。使うハーブの量を多くすれば、それだけ有効成分の濃度も高くなります。化粧水や入浴剤、ヘアリンスに使え、色や香り、効用を活かせます。酢に移ったハーブの香りを楽しむことにもよく使われ、お料理でも活躍します。

 

★作り方

  • ドライハーブ10g
  • お酢200ml (アップルビネガーまたはワインビネガーがお勧め)
  • ガラス瓶(煮沸消毒し、必ず中を完全に乾かしてから使う。フタは密閉できるもので、金属製のものは避ける)
  • 茶こし

① ガラス瓶にハーブを入れ、酢を注ぎ入れます。

② ハーブが全部お酢に浸っているのを確かめてから、フタを閉めます。ビンの中のハーブが空気に触れていると、カビが生える原因になるからです。

③ あとはそのまま1週間から10日ほど、あたたかい場所に置いておきます。中身を茶こしでこせば出来上がりです。


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